ピアノを弾いてみた
はじめて育ててみようかと思った花に出会った。
アデニウム 砂漠の薔薇
木の上に咲く花なんだそうです。
砂漠なんて言葉を、検索する気になって、みているうちに、この花がパッと目に入り、即買い。
花は、枯らせてしまうのが嫌で、育てたことがなく、今まで引越しばかりだったから、どーも花を育てる気にはならなかったわけです。
最近は、どこへもいかないし、食事を作るのにも、何が食べたいか全く興味がなくなってしまって 笑
贅沢な話ですが、ピアノを職業としていた頃は、いただくお花ばかりで、お花を買いに行くという意識がなくなってしまったのです。家には、必ず花があるのが当たり前という、素敵でもあり、拷問でもあった気がします。
お花に罪はないのですが、派手な花ばかりいただくので、私としては、もっと眺めてホッとするようなお花が好きなので、ただ花瓶に入れれば良いというのも嫌だった気がします。
ここ数年、手を痛めて以来、遠ざかっていたピアノ。
そして、悪夢のようなピアノの日々を思い返して、何故、こんなにも弾くことが嫌になってしまったのか?
4歳からの英才教育。
小、中学校の時も、週末には、必ず大学の教授のところにレッスンに行き、
毎日3時間以上の練習。
言われるがままにやってきたけてど、何も楽しくなかった。
友達との思い出もなく、遠足もあまり行けず、なんのためにピアノを弾くのかと、いつも思っていた。
高校から、音楽科に入学して、それからは、戦いの日々。
誰が、1番でとランクばかり。
音楽の世界にも、政治的なものがあって、どの先生につくかで、評価されたり、難しい曲ばかり弾かされて、それが当たり前になっていた。
大学になってからは、もっと最悪。
1番なのは、当たり前。
そうなのか?
音楽は、人の好みというものがあるから、1番になったから良いとは思っていなかった。
大学を卒業する時に、音楽科の場合、誰が最後に弾くかで、学年のトップかがわかります。
そして、卒業演奏会で披露することになります。
試験の課題曲を、演奏会で、また弾くのかと、教授に文句を言いました。
一度、集中して弾いた曲をまた弾くのかと思うと、私にとっては、拷問でしかなかった。
卒業後、だいたいがピアノの先生になっる時代だったが、私は教職を取らなかったので、留学することになった。
卒業式にも出ず、卒業アルバムにも載っていない。
今思うと、ピアノを弾くことを楽しいと思える人生にしたかった。
つい最近、何故か弾く気になって、パラパラと弾いていたら、家族が、
どうしたの?なんかあった?って
子供達に、ピアノを弾いて聴かせたことも、なかった。
それほど、ある意味、憎い存在だったピアノ。
これから、少しずつ弾いてみようかなー?
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