都会に来たぞ! Client Adviser: Louis Vuitton

田舎から都会の生活に変わるぞ!

クリスマスの別れ

アメリカも寒いっすよ🥶



まだ未完成ですが、飼い主さんがおっしゃる

可愛いに悩む私。

こうなったら、とことん怖く描いてしまえ!っと思っています。

可愛くなさすぎて、可愛いという意見もあります。

妥協せず、怖い顔のまま仕上げます!


クリスマスは、年にいちどに一度きり。


クリスチャンでもなければ、さほど問題にする行事ではないのですが、本来はね。

でも、日本にいると、イヴは誰と一緒に過ごすか?サンタクロースからのプレゼントは何か?ですよね。


アメリカは、家族の行事。

25日の朝に、クリスマスツリーの下に並べられたプレゼントを開けて、一緒に食事をしてというのが定番です。


一つだけ鮮明に覚えているクリスマスの出来事は


私がウィーンにすんでいた時のルームメートの先輩の話です。

先輩は、私より先にウィーンに来ていた同じ大学の優秀な先輩。

私の周りには絶対いない地味で真面目でって思っていたんですが。。。が。。。。ですよ。

ウィーンで、ポーランド人と恋に落ち。

相思相愛の素敵なカップル。。。と思っていましたが?

彼は、ポーランドから亡命してきて、ウィーンの食堂で働いていました。賃金は人が1ヶ月働く給料の半分、働く時間は人の倍!

実は、彼はポーランドに奧さんと赤ちゃんを置いてきたようです。彼は、2度と戻れない、おまけに亡命したので、家にの前には必ず警官がいる。

奥さんも何度か国を出ようとしたのですが、願いは叶わず、何年も経っていたようです。

毎日毎日家族に仕送りをするために働くだけの生活も、そう簡単にできるもんじゃありません。

先輩は、ドイツ語が出来たので、確かその店の手伝いをしていたんだったと思います。

本当に素敵なカップルだったのに。。。。

クリスマスが近くなったころ、彼が私達の家に来て先輩と何やら話し混んでいたのですが、当時先輩2人と私の3人ですんでいて、もう1人の先輩は声楽家だったのですが、この人がまー融通が効かないというか物事の善悪のみで生きているような人だから? 笑

だから、歌のセンスもなく、つまらない人でしたけどね 笑

要は不倫だと、もうその時点で無理と正面切って談判していましたね。

怪我らわしいと言わんばかりに。

確かにそうです。不倫ですが

母国を離れて3年だったかすぎていて、奥さんが来れる予定がというか、無理だという状況下でした。

そして、5年経ったこのクリスマスの日に思いがけず、奥さんが汽車に乗って来ることがわかったのでした。話を終えて彼が部屋から出てきて、さようならって私にも言ってくれて、先輩が部屋から出て来ず

私がドアを閉めた瞬間に彼女が半狂乱で泣き崩れ、寒いのにコートも羽織らずバタバタバタバターっとドアに向かって猛ダッシュ!

私は日本でいう5階に当たるところに住んでいて、螺旋階段、大理石の階段。

裸足のママ先輩が螺旋階段を降りていく、彼はもう出入り口につきそうな光景を、私は上から見ていた。

彼が大きな声で、来ちゃだめだと言って、階段の途中で動けなくなる先輩。

見ていられず、階段を降りる私。

先輩が、

お願い、彼を止めて。。。。。と

私が一階まで落ちる頃には、真っ暗な外の道をゆっくりと歩いていた。

息を切らしながら彼の真後ろまで走り、その足音に気がついてくれた彼は、立ち止まり、

どうしたんだ?寒いから家にいる戻ってといつものように優しく甘い声で私に一言二言。

状況がなんとなくはわかっていたけれど、


何故ですか?どうしてですか?


私は、まだ19くらいだったので、単純にそう聞きました。

その時に、彼が私に言った言葉は、


結婚は契約なんだよ。

妻が来る以上、僕は彼女を迎えなければならないと。

でも、この気持ちのまま迎え入れて、笑って話せるのか?と思いました。

彼女のことを頼むよ。おやすみ


私は、それ以上何も言えなかった。


家に戻り、先輩の部屋へ行き、言われたことをそのまま伝えました。


人ごとながら、胸が痛くなった。


そして、辛い日が私にも来ることになった。


to be continue


See you soon