好きな人と自分の決めた道2
今夜は、ジャークチキン(ジャマイカンフード)
雑穀米のご飯と、トマトの粒マスタードハニードレッシングサラダ。
さてさて、第二部。
付き合いが初めて半年も過ぎて、大学よりも、新しい大人の世界におっかなびっくりの毎日。
だいたいデートは、まず彼のコンサートに行って、そのあとに食事。地方に行く時もありました。
ある日のこと、オケリハが終わるのを待っていると、同じように待っている女性がロビーにいた。
私より、確実に年上の上品なお姉様。
私は、何げなく正面ではなく、どちらかというと死角に座っていました。
待ち合わせの時間より、少し早く彼が現れたのですが、彼が入ってきて、その女性がさささーっと彼のもとに走り寄り、何かを渡しているようでした。
そして、彼女はすぐに出て行きましたが、
なんかひっかかる。
生徒じゃなさそうだしな〜
まっ、いいや。
そして、彼が私に気づき、お茶を飲んで、その場から夕食に向かいました。
ファンシーなお店というよりは、彼が本当に美味しいと思うお店を点々としました。
美味しいものを食べ歩けるのは、本当に嬉しかったですが、
何かが違う。
どこか、先生と生徒。
私が、若過ぎて、ただただ憧れるばかりだった気がします。
それでも
通常呼ばれるだろうと思った日に呼ばれず、でもコンサートがあることは知っていたので、驚かせようと単純に思った私は、コンサート会場に出向き、楽屋から車に向かう駐車場に行くと、
あっこないだの女性だ。
そして、驚かせるつもりが、驚くことになってしまい。ファンのおばちゃんたちもいたので、ヤバイと思って隠れると、彼女を車に乗せて、消えてしまった。
この時に、今みたいにスマホがあったら大変な騒ぎだったろうと思います。
なくてよかったと、今そう思います。
そして、大学も2年が終わる頃に、私留学を決めたわけです。
ただ、その前に留学を決めたことを報告すると
自分で決めたのだから、そうしなさいと言われて、
なんとなく、雲行きが悪くなりました。
あの、謎の女性の事も、聞くに聞けずにいました。
でも、彼の方から
彼女、結婚するんだよ。と言われて
えっ、じゃあ何故?
きっと、気になっていただろうから言うけど、
彼女と5年付き合っていたそうです。
いい女と言っていました。
いい女
その響きは、その時の私には、全くなかったと思います。あはは
大人ってめんどくさいって思ったのを覚えています。
だから、2番目から1番目に昇格したのですが、
絶対に留学すると決めていたので、自分の決めた道を行くことになりました。
留学中に、彼が演奏会でヨーロッパに来ましたが、会えなかったです。
気持ちが壊れてしまうと思ったから。
そんなわけで、何も言わない方が、自分のためになると言う事も知り、あとは、もっと実力的に彼と同じになれる事を選びました。
The end
プラスLOVE❤️
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